消防車が来た

  • 2017/01/08 06:05
  • Category: 雑記
昨夜は消防車が3台、うちに来た。
日本で見慣れた赤いのではなく、銀色に輝く巨大な消防車で
それが3台も、冬の夜空に赤色灯をきらめかせてウチを取り囲んだのには
正直、「ちょ、ちょっと、確かに異常を知らせたのはウチですが
これはいくら何でも些かおおげさでは?」と、どっと引きそうになった。

コトの起こりは、昨夜10時過ぎ。
普段あまり会えない従弟や叔父さん、叔母さんを呼んでのパーティがお開きになり
玄関先で客人にコートを着せかけたりして、見送りに外に出ようとしたところ
ドアを開けたとたんに、つんと鼻を打つ何かが焦げたような臭い。
「え?」と思って従弟たちと上を見上げれば、玄関灯の下から周囲にかけて白くたなびく薄煙。

実はうちは以前に一度、1階のサーモスタットが故障してヒーターが異常過熱
焦げくさい臭いがあたり一面に漂ったことがある。
その時はヒーターの元電源を切り、電気屋さんに来てもらって
サーモスタットを消費電力に見合ったものに換えて一件落着したが
今回はどこが原因かわからない。
仮に玄関灯(左右と真ん中と計3つ付いている)への配線が何らかの理由で劣化し
漏電でもしているのだとすれば、素人の私たちの手には負えない。

「いったい煙はどこから出ているのだ?」と従弟や叔父さん、義弟たちと
地下から1階、2階と見回ってみたが、家の中には煙はなく、鼻を衝く臭いもない。
しかし外に出ると、何かが焦げている臭いは依然強くあたりに漂っている。
心配した叔父さんたちが「とにかく911に電話しろ」と言うので、雪だるま、電話。
「いや、煙と臭いだけで火は出ていません。玄関灯の配線かもしれません」
と言ったのであるが、結果は冒頭に書いた通り、大型消防車3台、
銀色の防火服に身を包んだ消防隊員約10名という物々しい騒ぎになってしまった。
サイレンを鳴らして来なかった分、ご近所さんにとってはまし、と言うべきか。

消防士さんたちは親切に、はしごをかけて玄関灯を調べ、家の内外を見て回り
あれこれ問題がありそうなところを調べてくださったが、結果は異状なし。
煙と見えたのは、玄関を開けた際、内部の熱気が外に出て白い水蒸気になったもの、
焦げ臭いにおいについては近所の家からも通報があったとかで
どこか近くで何かを燃やしているのではないか、とのことだったが
うちのあるあたり、確かにちょっと行くと工業団地があるにはあるが
金曜の夜の10時過ぎに何かを燃やしている工場なんてあるかしらん?
と些か疑問。

「いや、お騒がせして済みませんでした」という雪だるまの言葉に
消防士さんたちは「何事もなくて幸い。逆に何かあったのに通報が遅れるより
ずっといいです」と言って、にこにこお帰りになったが、
当方、パーティの後にこの騒ぎで、正直ぐったり。
しかも電話をした際、消防署の担当者に「(火事だとすれば)危険なので
家から出ていてください」と言われ、パーティ用の服装にダウンジャケットだけ引っかけて
外に出たので、寒くてガタガタ。
「こんな格好では5分と持たない。危険だろうと何だろうと
いったん家に入ってもっと着てくる!」と、2階に駆け上がり
ダウンの下にフリースを着、スノーパンツ履いて帽子かぶって外に出直したが
そうでもしなければ、雪が降り積もったマイナス19度の戸外になど、いられたものではない。
カナダの冬は、避難するにも一苦労だ。

それにしても今回は何事もなかったからよいが
仮に本当に火事になったとしたら、一番に持って逃げるべきは何だろう?
ぱっと引っ掴んでしまいそうなのはパソコンだが、
やっぱり各種身分証の入った財布の方を優先すべきだろうか。
現金そのものは、ほぼ空っぽだとしても・・・
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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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