『TSUBAKI』

  • 2017/03/21 10:59
  • Category:
島崎あきさんの『TSUBAKI』を読み始めた。
フランス語で書かれているにもかかわらず、すらすら読めるので
少々狐につままれたような気分だ。

その前、同じくケベック在住の作家が中学生くらい向けに書いたオハナシを読んでいた時には
単語の意味は全部わかっても、文章の意味は今一つ理解できないということがしょっちゅうあったのに
この『TSUBAKI』は、単語の意味が分かると、文章の意味がするりとわかる。
初級者が外国語を読む場合、こういう経験はそうあるものではない。

なぜこんなに楽に読めるのか。
生まれながらにその言語を操れるネイティブは
自由に言葉を選び、跳躍し、破格を恐れぬ闊達さで自己表現を求めるのに対し
学習の結果その言語を操れるようになった者は
あくまで文法に則った正確な文章、すでに在り、承認された表現を中心に据えざるを得ないからか、
(ネイティブが今までにない言葉や言い回しを使えば“斬新”“クリエイティブ”と言ってもらえるが
外国人が同様のことをすれば“間違い”“そういう言い方はない”と言われてお終いである)
あるいは、島崎さんが日本人、日本語話者であるので
その文章の流れの筋道が同じ日本人である私に馴染みやすく、
無理なく追えるのでわかりやすいのか。

いずれにせよ、やっとぼちぼちフランス語の本を読めるようになった程度の私では
『TSUBAKI』のフランス語を分析して、あれこれ考えてみるなんてことはできないので
今はただ、面白い物語を楽にフランス語で読ませてもらえることに感謝。
辞書を引いても、引いても、意味がわからない・・・の連続だと
ほんと意気消沈して、道の遠さにぜつぼーしてしまうから。

それに『TSUBAKI』の次に読もうとしている本はフランスの作家の本で、
ネイティブである分、そうそう容易にはいかないだろう。
『TSUBAKI』で少し元気を蓄えて、
次の『Le Cas Sneijder』に臨まなくては・・・
マーケットプレイスで買ったので、どこから来るのかわからないのだが
3月4日に発送したと言うのだから、たぶん今週中には届くだろう。
早く来ないかな、楽しみだな。



tsubaki.jpg


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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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