予約が取れない

4、5日前から知り合いのために診療所の予約を取ろうとしているのだが
これが掛けても掛けても「誠に申し訳ありませんが・・・」で始まる
予約一杯の録音テープが流れるばかりで(しかもイニシャルだの姓名だの
医療カードの番号だの色々な情報をさんざん入力させた後で、これが流れるのだ。
んなら、最初から“明日はいっぱいです”と言え!、と言いたくなる)、
「×日×時に空きがあります」という応答は全く出てこない。
一昨日からはその録音テープすら流れなくなり
「予約依頼の電話が非常に多く混雑を極めていますので
××のサイトへ行って、近隣で空きのある診療所をお探しください」
になってしまった。

なので一応サイトに行って、「空きがあったら連絡してくれ」と
こちらのメルアドを残しておいたのだが、
そうしたら翌日私たちがジムに行って留守の間に
「本日午前11時10分から12時10分の間に、あなたの住所から20㎞以内の
診療所に空きがあります。このメールは他の17人の人にも送られていますので
診療をご希望の場合は、急ぎご連絡ください」というメールが入っていた。
同メールを見た時にはすでにその“空き時間”とやらを過ぎていたし
第一、その診療希望の当人はその日仕事に出ており
そんな2時間前に急に言われたって、「すみません、ちょっと病院いってきます」と
職場を抜け出すわけにはいかないのだ。というわけで、没。
翌日また電話でピッポッパに戻ったが
予約はいまだに取れていない。

まったく、いつものことながらケベックの医療制度における
診療予約の難しさには、ほとほどうんざりさせられる。
たとえ家庭医がいても、予約が取れるまで2、3日待つことはざらだし
上記の診療希望者のように家庭医がいないとなると
予約を取るのは実に至難で、電話ではほとんど不可能なんじゃないかと
思いたくなるくらいである。(今日で5日連続空きなし)

もちろん直接診療所に行って待つ、という手はあり
今日もだめなら、明日は当人の週一の休みに当たるので
二人で早朝から並んで、なんとか潜り込ませてもらうべく
努力してみるつもりではいる。
直接行ったからといって予約が取れるとは限らないのだが
試してみないわけにはいかない。
何しろ当人、ここずっと腰痛とか脚のむくみとか種々の症状に悩まされており
何か深刻な病気なのではないかと、毎日びくびくしているというのだ。

というのも、彼の母親が2年前に肝臓がんで亡くなっており
その彼女が生前訴えていた症状と、今の彼の症状がよく似ているので
ついつい「もしや?」と考えてしまうらしいのだが、彼はまだ20代半ば。
肝臓がんである可能性はそう高くないと思うので
そんなにむやみに心配するなと言っているのだが
ずっと母一人子一人で育ち、その母に逝かれてしまって
その後結婚はしたものの、奥さんはまだカナダのビザが取れず
中国に残ったまま。
母の夫だったN氏(ケベッコワ)の家に同居してはいるが
N氏は中国語がわからず、彼のフランス語はまだまだなので、
意思疎通はあまりうまくいっていない。
そんなこんなで、頼ったり相談したりできる人が身近にいない上に
体調が悪くなってきたので、よけい心細さが増しているのだろうが
痩せても枯れても中国男児、男子漢、
「一人で病院に行くのは不安だから一緒に行って」なんて
小学生じゃあるまいし、もちっとしっかりせえよ、と言いたくなるのだが
生前の母君から「息子をよろしく」と頼まれているので
突き放して「ひとりで行け!」と言うわけにもいかない。

というわけで、明日は一緒に行く。
上手く予約が取れるといいのだが。
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Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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