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マフラーを編む

この夏、従妹のソフィの誕生祝にレース模様のショールを贈ったら
結構気に入って貰えたらしく、先日「お義母さん用にも何か編んで」と
新たに依頼された。
10月がお義母上の誕生日なのだそうである。

お義母上は、この前ソフィの誕生会の時に初めて会ったが
女性ながら“豪放磊落”と形容したいような、
豪快にして人を飽きさせない話し上手な人物で
ケベッコワーズだがアングロフォンだったのも幸いして
パーティの間中、私も雪だるまもあれこれと話し込み、笑い転げて
大変楽しい思いをさせてもらった。
親戚のパーティに出かけて、時間が早く過ぎたのは初めてである。

「よし、彼女のためなら、いくらでも、何でも編みましょう」ということで
即座に快諾。
で先週の日曜、早速ソフィが毛糸を持って現れた。
そして編むものはマフラーがいいと言うので、
持参の毛糸の太さ(light fingering)と長さ(490ヤード)を鑑みつつ
Raverly内のフリーパターンから好きな模様を選んでもらった。

ソフィが選んだのは、このパターン


sophie.jpg




レースでジグザグ模様で、一見複雑そうに見えるが
実際に編んでみるとパターンはごく単純で、七面倒くさいところは全くない。
それできれいに見えるのだから、デザインした人は偉いと思う。

そして編み始めてすぐ感じたのが、ソフィが選んだ毛糸の質の良さ!
彼女が持ってきたのは Manos del Uruguay の “Fino”で、メリノ70%、シルク30%。
クリームのようにやわらかく、しっとりした手触りで、編んでいて実に気持ちがいい。
同社の糸の質のよさは以前から聞いていたが
1カセ(100g)が20数ドルと、私の予算をはるかに超える高価格なので
「いいなあ」とうっとり眺めているだけで、自分では買おうと考えたことすらなかった。

それが今回、ソフィのおかげで手に取り、触り、思う存分編むことができて
実にしあわせ。毛糸でも布でも、あるいは動物でもそうだが、
人はやわらかいものをさわると心が和むようで、
(絹に手をすべらせた時の感触、眠っている猫の背を撫でた時の感触を想像したまえ)
手ざわりのいい糸は、編んでいて心が安らぐのだ。
お義母上のために財布をはたいたソフィに感謝である。


ブロッキング前の編地はこんな感じ。
糸の撚りは甘め、太さが均一でなく、スラブヤーン風に太い部分と細い部分があるので
編地もそれなりに多少でこぼこしている。(ま、私の技術のせいもあるんだが・・・^^;)
色も水色~青~紺と、この写真だとはっきりしないが段染めになっている


IMG_1227.jpg

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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