ぼおおっ

  • 2010/07/07 17:22
  • Category: 映画
調子が悪いわけでもないのだが、なにか気分が乗らない。会社とジムと家を行き来して、ぼおおっと日々を過ごしている。合間には着物姿の若い娘を見て、またぼおおっ。背が高いと着物は似合わないなぞというが、そんなことは全然ないね。『桃葉の着物日和』の桃葉さんなど166センチだが、実に色っぽくきれいに着ていらっしゃる。胸から腰にかけての線が大変よろしい。『ツバキ庵』のマミさんも、たいへんセクシー。寸詰まりエンタシスのおばさんとはえらい違い。ため息。


先週末、香港映画『歳月偷神』を見た。1960年代後半の貧しくはあるが心豊かな香港を描いた、『Always三丁目の夕日』の香港版のような映画。登場人物の設定、ストーリーなど、まるっきり“典型的”を切り貼りしたパッチワークみたいなのだが、それをそれなりの映画に仕上げ、ベルリンでクリスタル・ベアを受賞した羅啓鋭(アレックス・ラウ)監督の手腕は見事というべきか。しかし「貧しくもけなげ」とか「身分違いの恋」とか「不治の病に冒される前途ある青年」とか、私は外国人だから、かなりクサイ演出をされても我慢できるが、地元の人間だったら少々鼻につきすぎるだろうと思う。だからネットに載ってた香港仔公国氏の「この映画の舞台が東欧か中東だったら、あるいはわかるようなわからないような日本だったら、すごく好きだったろうし、興味津津で面白くみただろう。ただ如何せん自分は地元香港人で、舞台になった場所を知りすぎているから、話に入り込めなかった」という感想には、大いに同感した。


知りすぎるほど知っているところの話には、人は厳しくなる。異国情緒、エキゾチシズムという甘い目くらましフィルターを通して見られないのだから当然だ。

香港仔公国氏のブログ:http://blog.age.com.hk/archives/3767
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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