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夏休み

6月いっぱいでアルバトロスも終わり、お散歩会も終わり
日本語の授業は火、木とも、すでに6月半ばで終わっているので・・・

夏休みだ、いえーい!!


日本だって学校には「夏休み」というのがあるから
当地で7~8月、学校が休みになるのは不思議とも思わなかったが
ここらあたりでは夏の声を聞くと、他のさまざまな活動も一時休止する。
最初はそれがちょっと不思議だった。

蒸し暑い日本の夏と違い、このあたりの夏はさほど暑くない。
7、8月でも気温が30度以上になることはまれで(去年はちょっと例外だったが)、
また、たとえ日中は30度を越えたとしても、夜にはつつーと気温が下がり
涼風というか、むしろ肌寒いくらいの風が吹いてくる。

したがって、お散歩なんて澄み渡った青空に白雲がぽんぽん浮かぶ夏の方が
より気持ちよく歩けるだろうと思うのに、なぜか7、8月はお休み。
毛糸を触るのも嫌なほど暑くなるわけでもないのに、編み物ボランティアも7、8月はお休み。

どうもみんな、夏は夏にしかできないことをしたいから、
冬でもできるようなことは、夏の間はしない。おやすみー、ということらしい。
そしてサイクリングや旅行や、キャンプや、シャレ―での休暇に出かけていく。

確かに当地で数年を過ごしてみると、その気持ちはよくわかる。
あまりにも冬が長いから、1年の半分は雪を見て過ごすから
この眩い太陽の夏は、貴重なのだ。
断熱材入りのブーツや、厚いジャケットなしで外に出られる夏、
暖房が要らず、窓を開けて外の風を入れられる夏、
風を切って自転車でそこら中を走れる夏、
さまざまな花が、ここぞとばかりに競い合うように次から次へと咲く夏、
(早く咲かないと、あっという間に秋が来てしまう)
この輝くような夏を、冬にもできるようなことで、つぶしてなるものか! ということである。

だから、こちらが長袖を羽織っているような時でも
当地の人はぴらぴらのTシャツやタンクトップにショーツ、サンダルでそこらを歩き、
晴れてさえいれば多少肌寒いような日でも、コンバーティブルの幌を下げて疾走し
裏庭のプールで青い水を撥ね散らかして、きゃあきゃあと歓声を上げるのだ。

だって、そうやって楽しまなければ、この短い夏は瞬く間に終わってしまうのだ。
この2か月の間に、できる限りの熱と光を取り込まなかったら
これからやって来る長い長い冬を、生き延びられないのだ。
また来年、夏がくるかどうかはわからないが
当地では冬は必ず、確実に来て、ずっとずっと続くのだから。


白く燃えている白露錦


IMG_3388.jpg




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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、米朝、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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