仔豚への入刀

  • 2010/06/01 11:42
  • Category: 仕事
昨日は某店の開店祝いの式典とランチョンがあり、招待されたのでしぶしぶ出かけた。2時間くらい我慢してにこにこしてれば、おいしいお昼がもらえるかなーと、獲らぬ狸をしていたのだが、そういううまいことにはならなかった。

ただし開店祝いにはミス○○が
3名と、同社のイメージモデルの某美人タレント、同社がスポンサーとなった映画の主演男優、女優各1名、獅子舞の獅子4組が来ており、これらを見るのはなかなか楽しかった。ミス○○3名の中には、先日いっしょに仕事をしたミス××もおり「はろー」と挨拶。今日はセレモニーらしくキンキラキンの衣装で、ことのほかゴージャスだった。

おもしろかったのは、祝い事に欠かせない仔豚の丸焼きへの入刀。ウェディングケーキへの入刀みたいに、関係者一同が大きな中華包丁に手を添え、仔豚ちゃんの背中にかぱっと刃を入れるのだ。仔豚は赤い飾り物の目をつけられて間抜けな表情だし、中華包丁は例の広刃のごついものだし、報道陣のフラッシュが光る中、おじさんたちがそのごつい包丁を仔豚の背中に突き立てているのは、なんか笑えた。

ちなみにこの仔豚はその後店の外の隅で、厨師によりアバラ骨に沿ってぶった切られた上、一口大にされ、発泡スチロールのパックに小分けされていた。わたしはじーっと見ていたが、床にしゃがみこんで仔豚をぶった切る厨師の腕は大したもので、相当な速さと勢いでカンカンカンカン!と包丁を振り下ろしているにもかかわらず、指は一本も落とさなかった。

その後見ていると、この一口大に切られた仔豚は、獅子舞を舞い終え、店の前に勢ぞろいした獅子たちに振る舞われていた。と言ってももちろん獅子舞の獅子が本当に食べるわけはなく、儀式の一環として店主側一同が金の箸で仔豚肉をつまみ、獅子の口に入れる真似をしただけだが。
ついでに言えば、この前段に披露された4頭の獅子による元気な獅子舞は、伴奏の銅鑼と太鼓が実に空きっ腹に応えた。ふだんの昼食時間を1時間近くも過ぎていたので、私の頭の中には「ごはんー、ごはんー」という単語しか浮かんでいなかったのだ。

そしてついに一連の儀式が終わり、「待ちに待ったお昼!」のはずだったのだが、進行が予定より遅れていたため、ランチョンの会場に着いた時にはすでに“もうすぐ帰る時間”。バフェの
1皿目を食べる時間はかろうじてあったが、それでおしまいだった。上司殿も私も美味で空腹を満たすことなく会場を後にし、会社に戻ってからソーダクラッカー1袋ずつをぼりぼり食べて飢えをしのいだ。

うーむ、それだけを楽しみに
2時間立ちんぼしたのに、なんでホテルのバフェがソーダクラッカーに化けるのだ? ああ、テーブルに並んでいたデザートの数々!
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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