たまーには

  • 2010/01/07 16:28
  • Category: 雑記
年末、数年間会っていない友達からメールが届いた。彼女は広州時代からの友達なのだが、45年前に一家でカナダに移住したのだ。知り合った当時、彼女は二十歳そこそこで、師範大で学ぶ成績優秀な大学生だったのだが、十数年経った今は30×歳の堂々たる一児の母だ。添付されていた写真にも、その“堂々”ぐあいは如実に表れていて、「見てわかるとおり、すごく太っちゃった:<」というコメントが添えられていて笑った。


実はこの写真は「○○くんは大きくなった? 写真があったら送ってよ」という私の要求に応えて添付してくれたもので、人にはお願いしておいて自分は送らないはまずいよなと思い、急遽わたしも自分の写真を撮ってみた。
コンデジだからできる、自分で自分の写真を撮るというアレである。


で朝、出勤前に大急ぎで撮った写真を確認して、思わず息が止まった。
ディスプレイの中からこちらを不審そうに見つめるのは、意地悪婆さんも裸足で逃げ出すほどゆがんだ表情の疲れきった中年オバサン。仕事に行く前あたふた撮った写真だから、ろくな表情ではなかろうとは思っていたが、まさかこれほどとは。どおりでエレベータに乗り合わせたオジサンたちがビビるはずだ。


さすがの私もしばらく会っていない友だちに、自身の意地悪婆さん写真を送りたくはないので、なんとかもう少しまともな写真を撮ろうとしたのだが、何度撮っても明るい顔にならない。笑わなければ不機嫌そうな仏頂面になるし、笑えば口元のゆがみが目立つ。それでも何とか最後には「一応元気で機嫌よく生きてます」と見えそうな1枚が出来たので、それでいいことにして雪だるまの写真ともどもメールで送った。(ちなみに雪だるまの写真は一発でOK。写真映りがいいやつはいいよなぁ)


私は普段あまり鏡を見ない。朝化粧をする時と、昼休み歯を磨く時、向かいの鏡に映るのをちらちら見るだけだ。パスポートの更新でもなければ、自分の写真を撮ることもない。だから普段自分がいかに険しい表情をしているか、まったく気がつかなかったのだが、今回の意地悪婆さん写真を見て、大いに反省した。こんな表情で道を歩き、地下鉄に乗り、仕事をしていたんじゃ、まわり中に不愉快な雰囲気を撒き散らしているようなものだ。美人でなく、若くもないのはどうしようもないが、せめてもう少し気持ちのいい表情を浮かべていなければ、何の因果か私に遭遇するはめになった人に、申し訳なさ過ぎる。


というわけで、以来道を歩く時など、なるべく機嫌よさそうな表情を浮かべるよう努力している。“機嫌よさそう”を通り越して“あほそうな能天気”顔になっているかもしれないが、眉間にしわを寄せた意地悪婆さんよりはましだろう。


写真は嫌い、などと言っていないで、これからは定点観測的に、たまーには自分の写真を撮ってみるべきかもしれない。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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