寒い映画

  • 2009/12/14 15:56
  • Category: 映画
土曜の夜「お願い、お願い、まだ死なないでね」という思いを込めて、除湿機のフィルターを掃除。はて、それで除湿能力が上がったのかは実のところよくわからない。タンクに水が溜まっていくからには、空気中の水分を水に変えている(=除湿している)に違いないと思うが、洗濯物の乾き具合は今ひとつ。コンプレッサー型の除湿機は、気温が下がると除湿能力が落ちるというが、昨日は半袖でちょうどいいくらい暑かったしなあ。わからんなあ。だけどまあ、はっきり壊れたとわかるまでは、新しいのは買わないことにした。だって高いんだもん。


昨日の夜途中まで見た『Why Shoot the Teacher』(1977、カナダ)。1935年頃のカナダ西部が舞台。見渡す限りなーんにもない平原の中にぽつんと建つ1教室だけの学校の教師になった新卒のマックス(演じるのはBud Cort)。何しろ大恐慌時代だし、もともとびんぼーなプレーリー地帯だし、マックスに与えられた“官舎”は、教室の床板を上げて降りた地下にある1部屋で、ストーブはあるものの夜の寒さは尋常ではない。初日マックスは、寝巻きからコート、襟巻き、毛糸のカバーまで、全部ごろごろと巻きつけてベッドにもぐり込む。(寒がりの私では即日凍死だね)


おまけに約束した給料は月40ドルのはずなのに、なんやかやと経費を差し引かれて実際に貰えそうなのは20ドルだけ。その20ドルもいったいいつ支払われるのか皆目見当がつかない。教室ではお漏らししそうな1年生も、大人と同じ図体の悪ガキ10年生も、みーんないっしょ。こっちに目を配れば、あっちに目が届かず、これでどうやって『勉強』させたらいいのか・・・。


この全学年ぜんぶいっしょというのは、『赤毛のアン』シリーズでもお馴染みだけど、教える方にとってはしんどいことこの上ないだろうと同情する。たとえば算数なら、1年生には加減の初歩を教える一方、高学年には幾何やら代数やらも教えなくてはならない。しかもそれが全教科に渡るのだ。こういう学校の教師は全能のスーパーマンか?と聞きたくなる。


この映画、見るのを途中で止めたのは、別につまらなかったからではなく、いつもいつもあまりに寒そうで、見ているこちらまで凍えたような気分になってきたからだ。マックスは秋口に赴任したと思われるが、その時すでに雪景色だし、しばらくたって画面に“Spring”とか表示されても、場面は吹雪なのだ。「カナダは春でも吹雪かよ?」である。しかも貧しい辺地のこととて、住居も粗末なら衣服も粗末。薄汚れた綿の服を着た子どもが茹でたじゃがいもを齧っていたりして、実に寒々しいのだ。
当時のカナダを知るにはいい映画だと思うけれど、私は見続けられなかった。もう少し暖かそうな場面が多いとよかったのだが。


こんなつまんない理由で見るのを止めてごめんよ、製作者どの。
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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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