やりたいことはできるうちに

  • 2009/04/02 15:28
  • Category: 雑記
そういえば、乾燥性湿疹は、HK到着後36時間でほぼ消えた。火曜の朝、シャワーの後気がついたのだが、上腕も腿もアバラも腰も全然かゆくない。皮膚にできていたポチポチもほとんど消えて、お肌しっとり。うーん、湿度70%超の力は偉大だ。


ただしいったん乾燥してしまった手指、爪のぱりぱりは、なかなか治らない。昨年キャセイに貰ったクーポンの有効期限が4月末で切れるので、機内でジュリークとロクシタンのハンドクリームセット総計9本(!)を買い、実家滞在中はもちろん、HKに戻ってからも、せっせ、せっせと塗りこんでいるのだが、効果はいまひとつ。28日間だとかいう皮膚再生サイクルが一巡するまでだめかしらん? 指先がいろんなものに引っかかって、不便でかなわん。


雪だるまの仕事は、ますます減っている模様。昨日も一昨日も、1日何もすることがなかったとかで「これでは6月末にクビ、または大幅な給料カットになることは間違いない」と戦々恐々としている。
そうなったらカナダに帰ることはほぼ決定なのだが、問題は世界的な“ほぼゼロ金利”により、当初もくろんでいた金利生活はできそうもないこと。二人ともまだ約50代で、おおむね健康であるため、自力で寿命を縮めない限り、あと少なくとも2030年は生きてしまいそうで、したがって預金元本に手をつけるわけにもいかず、そうなると「毎月の生活費をどこから得るのさ?」ということになる。


雪だるまの稼業、翻訳はEメールさえあれば世界中どこにいても遂行可能で、したがって今もたまにやっている翻訳のバイトは続けられるが、フリーランスの仕事の依頼には大きな波がある。臨時収入としては有り難くても、毎月の固定生活費にするのには向かない。
私はと言えば、フランス語を習得しないうちは、お掃除おばさんすらできない。
じゃあどうするか?


対策はふたつ。
1.     とりあえず、できる仕事を捜し貪欲にこなす。上に書いたこととは矛盾するが、ほんとのところお掃除おばさんてのは、言葉が不自由でもなんとかなるのだ。米国で働いているメイドさんを見よ! 大部分は英語があまり得意ではなく(ていうか英語が喋れないから、こうした3K仕事に就いているんだけど)、それでも仕事はこなしている。彼らにできるなら、わたしだってできるだろう。いや、やるのだ。この際「掃除はきらーい!」などとは言っていられない。で、雪だるまにも何か仕事を捜してもらう。失職により前倒しでリタイアするのだから、カナダに帰ってもしばらく仕事するのは仕方ないと諦めてもらおう。
2.     できるだけ生活費を切り詰める。衣食住のうち、住は家を買ってしまえば後は維持費だけだし、衣食にはもともとあまり経費のかからない初老二人組だ。会社に行かなくてもいいとなれば値の張るスーツなど要らないし、肉、魚類を買わないベジの食費は、一般的に言って非ベジの食費よりも安い。ウチは酒も飲まんし。経費で無視できないのは暖房費と生活の足、車関連費用だが、これもなるべく効率のいい暖房装置を設置し(一昨年だったか、暖房装置を新しくしたお義父さんは、暖房用石油の使用量が大幅に減ったと喜んでいた)、車については夏場は極力自転車での移動を心がけるしかないだろう。日々の買い物に便利なところに家を買うのも、ひとつの手だ。鹿ちゃんの来る林の中の家は美しいが、経費節約の点からは×。卵代を浮かせるため鶏を飼おうというのなら林の中の方がいいが、人間、鶏卵だけでは生きられんしな。
その他、娯楽費は大幅に削るしかないだろう。だいたい4000本以上あるDVD、毎日1本ずつ見たって死ぬまでに見終わるかどうか。本は、それでなくても最近は昔の本を読み返していることが多い。書籍購入費は年々減っている。記憶力が衰えて、一度読んだ本でも全く新しい本のごとく新鮮な気持ちで読めるのは、老年の特権かも。
あとは病気をしないことだ。カナダの医療保険制度は米国と違いまだ機能しているようだが、まるっきり無料で医者にかかれるわけでもない。身体に悪くなさそうな食事をし、適度な運動を心がけ、せっせと歯の手入れをして健康維持に努めるしかない。それでも病気になってしまったら・・・。諦めてさっさと死ぬ?


今回、母の病気を目の当たりにし、また母の見舞いに来てくれた同年輩の方々の身体の衰えを見るにつけ「人間、やりたいことはできるうちにしておかないと間に合わない」と痛感した。
余命を告知された日、母は「お寿司が食べたい」と言ったのだが、流動食ですらうまく消化できなくなった今となっては、トロの乗った寿司など夢のまた夢だ。小さな小さなことだが、胸を衝かれる一言だった。
だからたとえビンボーでも、身体が利くうちに前倒しでリタイアできるのはラッキーなことであり、できることはやってリタイア生活を楽しむしかない。窓のないオフィスに1日中缶詰になるよりずっとまし、なのだから。もっとも食うに困り、寒さに震えるようになったら、そうも言ってはいられないが。
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hananoiro

loutraさん、お帰りなさい。
当方、むかーし「あやふや日記」という
ふざけたWEB日記を書いていた者です。
やめた後もloutraさんの日記をたまに拝読しては
ふふ、とか、ほう、とか思ってます。
この数日の日記は、なかなか身につまされ
感慨深いです。
まずご両親の病。うちもそろそろだなー
てんやわんやなのかなー、仲が悪いから
疲れそうだなーとか。
うちも、母→父モラハラなんだよなー、とか。
私も、将来のお金が心配なんだよなー、とか。
うちの実家も、ゴミ屋敷なんだよなー、とか。
(たまに、家ごと燃やしたい願望が‥‥)
(心理学的にいうと「心に片付け切れないなにか」が
存在するせい、だそうです‥‥)
まあ、先々の心配をすればキリがないし、
今日明日だけに集中して生きてますが。
しかし、やりたいうちに‥‥と言われますと
これまた、ズシリときます。うーん‥‥‥‥。
ちなみに、日本(山口)は肺炎を思わせるような
セキの風邪が、ずうっと流行ってますデス。
ご養生あれ。
  • URL
  • 2009/04/08 17:54
  • Edit

hananoiro

間違えました。
×やりたいうちに
○できるうちに
でした。すいません。
将来のお金、財テク方向はどうなんですか?
(私はドシロウトなのでどーにもなりませんが)
それでは、また。
  • URL
  • 2009/04/08 18:02
  • Edit

loutra

hananoiroさん、こんにちは!
コメントいただけて、とてもうれしいです。 
お元気でしたか?
わたしも実家レポートを書きながら
hananoiroさんのことを思い出していました。
05年に実家に帰ったときの記事で「うちも・・・」と
おっしゃっていたので、その後どうされたかなあ、と。
妹とも話してたのですが、ホームドラマに出てくるような
小さな問題は起こしながらも和気藹々なんて家庭、
現実にはそうはありませんよねー。
一皮めくれば、みんなぐちゃぐちゃなのではと思っております。
ところで財テクですが、例の金融危機で雪だるまの方は
被害甚大です。彼は日本でいうところの投信で
資金の拡大を目指しておりましたので、欧・米・アジアの
株式相場が急落した時点で、資産額半減。泣いております。
わたしの方は、株の短期売買しかしておりませんでしたので
まだ+が出ておりますが、もともとの投資額がお小遣い稼ぎ
程度だったので、老後資金にはなりませんです。
だからカナダに行っても行かなくても、当分仕事は続けなくては
なりませぬ。海外を流浪して年金の積み立てをしていない者には
カナダでも日本でも年金は出ませんのでねー。
毛沢東のスローガンそのまま「自力更生」ですわ。^^;
  • URL
  • 2009/04/09 08:44
  • Edit

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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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