噫、無情

  • 2009/03/10 15:31
  • Category: 雑記
昨夜日本の実家で突発的事件が発生し、改めて我が性格の悪さというか冷たさを認識する結果となったので、差し障りのない範囲で書き留めて置こうと思う。
目的は、たとえば3ヵ月後、あるいは6ヵ月後、1年後、10年後に、私が今とは違った感情を抱けるようになっているか、比較するためである。


コトは要するに母が不治の病に倒れたということなのだが、その知らせを電話連絡してきた妹ともども、忙しく頭の中で回転していた思考は事態への対処法、善後策であって、母を失うことに対する感傷はカケラも浮かばず、我ながら苦笑を禁じえなかった。
数年前「母が危ない」という連絡を受けて、おんおん泣くことができた雪だるまとは、えらい違いである。もちろん雪だるまだって、ほんの何分間か泣いただけで、その後には飛行機の予約など実務に移ったのだが、私と妹の場合はその何分間かの感傷もなく、即刻実務に移った点、無情というかなんというか、冒頭にも書いたとおり「我ながら嫌な性格!」である。


しかも善後策を講ずるに当たっての基本方針は、「現在はともかく、将来の私たちの生活への影響を極力少なくする方向で対処する」であり、つまりは両親の幸せか私たちの幸せかなら、私たちの幸せを取り、両親のために自らの生活を犠牲にする気はないということである。おお、なんと冷たき娘たちよ!
まあもっともこれには、自分達の生活を大きく犠牲にしては、共倒れになるという理由もあるにはあるのだが。


こういう冷たい娘たちでも、今後のある段階において、母または父に対する柔らかい感情を抱く瞬間があるだろうか。それとも最後の最後まで徹底的にプラクティカルに、事態に対処し続けるのだろうか?
スポンサーサイト

Pagination

Comment

やまけろ

女って、そういうものだと思いますよ。義母の突然の他界には泣けて泣けて呆然としましたが、実の母となると実生活の問題もあるので、自分も冷静というか淡々としてると思います。ええ、仲悪いですし(爆)
ドールをeBayで物色しながら、復活お待ちしております。

spooky

情の薄い娘は、淡々と看病し、淡々と戻ってまいりました。
実家の猫2匹は、私と妹というヨソ者が家を占領していることに
恐怖を覚えたらしく、一向に家に寄り付かないばかりか
私と妹の姿を見ると、文字通り飛び上がって、一目散に逃げていく
有様でしたが、代わりに妹が毎日、送られてくる彼女の家の猫の
写真をケータイで見せてくれました。(猫は4匹いるので、登場猫は
日替わり) 全員、すごいデブでした。
猫ズは掃除の敵ではありますが、かわいい生き物であります。
  • URL
  • 2009/03/31 10:30
  • Edit

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター