“キャンドルディナー”

昨晩はなかなか楽しい体験をした。
ジムから帰ってきて、ご飯を作っている最中に、フラットのブレーカー内部の配線&部品が焼き切れたのだ。


1ヶ月ほど前にも一度、電子レンジと洗濯機を同時に使っていたら「ボンッ!」という音とともにブレーカーが落ち、フラット中が真っ暗になったことがあったのだが、この時は管理事務所のおじさんにフラット外のメインスイッチ(?)を入れ直してもらったらOKだった。


しかし今回は、おじさんにスイッチを入れ直してもらっても、フラットのブレーカーを作動させた時点で再度「ボンッ!」
おじさんに「こりゃ駄目だ。師傅呼んで見てもらわないと」と言われた。「んなこと言ったって、夜の9時近くに即刻来てくれる師傅なんか、いますかいな?」と思いつつ、ろうそくの光を頼りに携帯から電話(固定電話は電気がなくて×) いつか水漏れ&室内灯の配線を直してくれた師傅に電話したのだが、なんと今晩来てくれると言うので、逆にびっくり。しかも30分後と言って、ほんとに約30分後に来た!(HKで時間どおりに来る師傅&配達人は超珍しい)


時間どおりに来るとは思っていなかったので、ろうそくの灯りのもとでご飯を食べていた雪だるまと私はあたふた。師傅は暗い中で “キャンドルディナー”をしている私たちを見るなり「好romantic啊!なかなかロマンチックですねえ)」と言い、私たちも「ハイ!」と笑いながら答えたが、私たちが食べているものをよく見れば、決してそんなことは言わなかっただろう。なんたって生の大根や野菜だけの野菜炒めという色気のないメニューを、ぼそぼそ食べていたのだから。


それにウチは真っ暗だが、隣のフラットや外の廊下、エレベータホールは電気が浩々とついて明るいことに気づいた雪だるまは「なにも暗い中ろうそくの灯りでご飯食べなくたって、テーブルを外の廊下に持ち出せば、明るいところでご飯が食べられるじゃないか! テーブル持ち出すのが面倒なら、皿だけ持ってエレベータの前で食べればいい!」と言い出す始末。
隣近所とは顔見知りとは言え、ヘンな外人2人組がエレベータの真ん前に立ち、お皿持ってご飯食べてれば、帰宅した同じ階の住人たちは目を白黒させるだろう。想像した私はおかしくて吹き出してしまった。


さて懐中電灯の明かりでブレーカーボックスを調べた師傅は、今日は部品がないから全部は直せない。明日また来ると言って、各部屋の灯りだけ点くようにして帰って行った。テレビもコンピュータもなく、家電も動かない夜にできることは、読書と寝ることだけ。なーんにもない夜は大変静かである。雪だるまと私はしばらくそれぞれの本を読んでいたが、20分もしないうちに眠くなり寝てしまった。


明けて本日。今度は師傅は予告した時間よりだいぶ遅れて現れ、手下のおじいさんとともにガタゴト1時間ほど作業して、焼き切れたブレーカーと配線を交換し、作業のため動かした冷蔵庫を元に戻して帰って行った。参考までに料金を記すと昨晩の手間賃が200元、交換した部品代400元、本日の手間賃300元×2で、計1200元であった。思わぬ出費にややたじろいだが、先日お義父さんから貰ったお金があることを思い出し、支払いに充てた。雪だるまと私とお義父さんで、ちょうど3等分したかたちになった。(うちではこういう費用も折半である。いつも明るく明朗会計)
賃貸でこういう基本設備が故障/破損した場合、修繕費は大家さんに払ってもらうというのが普通なのだが、面倒くさいので止めた。今回修理したから、少なくともウチが出て行くまでは持つだろう。持てばそれでいい。
スポンサーサイト

Pagination

Comment

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

カテゴリー+月別アーカイブ

 

FC2カウンター