“ぱぱいらす”

  • 2011/05/11 16:36
  • Category: 言葉
『Guns, Germs and Steel』を読んでいる雪だるまが「面白いから、ぜひ読んで」という。日本語で同じような題を見た覚えがあったので調べてみたら、邦訳が出ていた。邦訳だとハードカバーで上下2冊。オリジナルならペーパーバック1冊で、しかも買わなくていいからタダ。日本語読む方が簡単だが、ここは“タダ”に軍配か。

×印を大量生産しながら聞いていたP. D. James『Death in Holy Orders』の最初の方に、“ぱぱいらす”と聞こえるものが出てきて、前後から考えて何か古文書のようなものなのだが、何しろ舞台が神学校なので「なにかなー、なにか死海文書とか古―い聖櫃とか、遺跡みたいなものかなあ」と、しばらくぼんやり空想したものの、そのまま放置。しかし後半でまた出てきたので、いい加減はっきりさせようと雪だるまに「ねー、ねー、“ぱぱいらす”ってなに?」と質問。(綴りがわかってれば辞書を引くが、綴りもわからず、そもそも単語を正しく聞き取っているかどうかもわからない時は、雪だるまに聞くのが早道である) 

突然の私の質問にしばらく考えていた雪だるまは、「なにか古文書みたいなものらしいんだけど」という私の説明に、「ああ、もしかしてpapyrus?」と綴りを教えてくれた。で素直に「PAP…」とメモり始めた私、途中ではっ! 「これってもしかしてパピルス!?」

そう謎の“ぱぱいらす”は、単なるパピルスでありました。 回廊やら祈祷台やら、人里離れた海岸に建つ神学校という神秘的設定にすっかり幻惑された私は、“ぱぱいらす”という聞き慣れない言葉に何やら不思議に異国的なものを想像しておりましたが、わかってみれば小学生時代からおなじみのパピルス。ああ。
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