キリギリス2

  • 2012/01/25 09:26
  • Category: 雑記

相変わらず仕事の依頼がないので、毎日のらくらと遊び暮らしている。キリギリス生活も板についてきた。

 

と言いたいところだが、実は今月初めやっと悟ったのだ。みるみる減っていく預金残高を眺めて、不安に胃をキリキリさせ、毎日を鬱々と過ごすのは愚の骨頂だと。パートタイムの仕事では収入が支出を上回ることは絶対ないのだから、いつかは預金が底をつき、一文無しになる。それが3年後か、10年後かはわからないが、“その時”が来るのは間違いない。あれこれ収支を計算しては眉間に皺よせ「ああ、今月も赤字だ・・・」と鬱々と過ごそうが、赤字のことなど頭の隅に捨て置いて、毎日を読書と手仕事と運動でお気楽に過ごそうが、“その時”が来ることに違いはないのだ。だとしたら楽しく過ごした方がずっとましではないか? そもそも、いやでいやで仕方がなかった仕事を辞めて、やっと思う存分空を眺め、木を眺め、時間を自由に使えるリタイア生活に入ったのだ。これを謳歌せずして何とする?

 

それに同居人が毎日くらーい顔をしていたのでは、雪だるまだって気がふさぐ。彼の“楽しいリタイア生活”を、私のうっとうしい顔で台無しにする権利は私にはない。

 

というわけで私はケセラセラのキリギリスになり、仕事の依頼がなくても「ま、いーさ」と気にせず、毎日遊び暮らしている。預金残高は毎月減り続けているが、過剰に気にすることなく欲しいものは買うことにした。だって「残高死守!」とばかりに、読みたい本を読まず、編みたいものを編まずに我慢する生活に、どんな意味があるというのだ? 倹約というのは何かの目的のためにやるんであって、倹約そのものが目的になったのでは本末転倒。クリスマスキャロルのスクルージじゃあるまいし。 

 

いつまで生きるかわからないが、残高ゼロになったら、その時はその時。雪だるまには「このままで行くと、私は近い将来共同生活費を負担できなくなる」と通告した。雪だるまはそれでもかまわないと言った。本当にかまわないかどうかはその時になってみないとわからないが、まあ生活費の負担不能を理由に離婚されることはないだろう。それにうまくすれば、預金を使い果たす前に死ねるかもしれない。うちは父方も母方も癌体質だからな。早期発見されたりしないよう、定期検診は受けないのが得策かも。

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ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
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