サンプラー

イースターの4連休が終わり、今日からまた仕事。 

連休中はせっせ、せっせと×印を生産。アルファベットのサンプラーをひとつ仕上げ、次のサンプラーに入る。

このサンプラーというもの、模様の中に“Welcome”とか“Bon jour”とか、言葉が入ったものがよくあるのだが、最近これがけっこう気になる。たとえば刺した後、額装して飾るとして、日本なら“Welcome”にしろ“Bon jour”にしろ外国語で、ことばとして目に飛び込んでくるというより、周りと同化して模様の一部に見えるからよいのだが、これケベックではもろに現地語である。さしずめ日本だったら「ようこそ」とか「こんにちは」とかの言葉が模様に囲まれて壁に掛かっているようなもので、想像するとなんか面映いというか、背中がこそばゆいというか、違和感あり。たとえは悪いが、温泉地で売ってる○×音頭の歌詞入り暖簾とか、誰かさんのありがたいお言葉が書かれた色紙が掛かっているみたい。意味が直接的過ぎて、見るに耐えない。

で考えた。日本における英語やフランス語同様、模様と化す言語を代わりに刺してはどうだろうと。たとえば「熱烈歓迎」なんて、フランス語人にとっては意味不明。エキゾチックな文様にしか見えまい。私も中国語なら日本語ほど直接的でないので、にやにや笑ってみていられる。

というような話を雪だるまにしたら、「いっそのことアラビア語やヘブライ語にしてはどうか」という。この2つの言語を話す客人がウチに遊びに来ることはまずあるまいから、完璧に模様化するというのだ。言われてみれば中国語を話す人は私の友達の中にも、雪だるまの友達の中にも多数いる。彼らにとっては「熱烈歓迎」は、まんま文字、言葉である。模様ではない。うむ。

で、ネットでヘブライ語とか調べてみたのだが、ヘブライ語ってなんだか刺しかけのクロスステッチみたい。画数足りず、まのびー。一方アラビア語の方は曲線が多すぎて、×印の連続で正確に刺す自信なし。巷で見かけるヘンなひらがなみたいになってはいやだし、さてどうしたもんかの。やっぱり「熱烈歓迎」かな。繁体字で刺すと、画数多すぎて黒い塊にしか見えないかもしれんけど。
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らうとら

Author:らうとら
ドロシー・L・セイヤーズ、ローリー・R・キング、P.D.ジェイムズ、ディック・フランシス、水村美苗、高村薫、戸塚真弓、ヘレン・ミレン、シャーロット・ランプリング、ソフィ・マルソー(40代以降に限る)、ヘレナ・ボナム・カーター、アンジェリーナ・ジョリー、三代目金馬、小さん、枝雀、エンヤ、クイーン、ドゥルス・ポンテス、マドレデウス、J・S・バッハ、ちあきなおみ、トケイ・ピノ・グリ、アール・グレイ、自転車(冬季を除く)、あらゆる犬と猫
以上、私を幸せにしてくれる方々(敬称略)

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