16カ月

この夏移住する予定のカナダの田舎町から一番近い外国は米国である。南東方向に70キロほど走ると、米国ヴァーモント州に着くらしい。ヴァーモントといわれてもニューイングランド地方の一部かというくらいで特にイメージもなかったが、某書によるとリベラルな年寄りが多く住む、のんびりした土地柄らしい。そういえばヴァーモントには確か故ターシャ・チューダーさんも住んでいたなと思った。南のバイブル・ベルトみたいな土地柄でないのは有り難いことだ。

なんでそんなことを調べてみたかと言うと、3週間ほど前、カナダ移民局のウェブサイトを読んでいた雪だるまが、香港から申請した場合、カナダ・ファミリービザの審査には平均16カ月!かかることを発見したからである。しかも居住地がケベック州の場合は、これにさらに37日加算される。つまり平均17カ月だが、あくまで“平均”なので、当然これより長くかかる可能性もある。ってことは、私がビザをゲットできるのは、早くても来年夏!?

発見した当日は、二人して「がああああん!」と落ち込んでいたが、2、3日したら「気にしても仕方ないや」と思えるようになった。日本国籍の場合、カナダも米国も90日間はビザなしで滞在できる。90日が満了しそうになったら、とりあえず南に車を走らせ、ヴァーモントに行って帰ってくれば、また90日いられる。(香港でもワーキングビザが下りるまでの間、同じことをした。いや、南に走ってヴァーモントに行ったのではなく、北に走って深センに行ったのだが)これを何回繰り返せるかは不明だが、移民局に咎められるようならビザ申請中である旨説明し、善後策を相談してもいい。なんならたまにしばらく日本にいてもいい。

一番困るのはビザがないとカナダの公的医療保険の恩恵に浴せないことだが、これはまあ大きなケガや病気をしないよう気をつけるしかあるまい。ついでにビザなしだと働くこともできないが、フランス語も喋れない人間を雇う人がいるとは思えないので、実際問題としてはビザがあっても働くのは(少なくともしばらくは)無理だろう。

このビザ審査に必要な期間、私は以前東京在住と思われる方の例を読み、その方が3カ月ほどで取得していらしたので、書類に問題がなければその程度で取得できるのだろうと勝手に思い込んでいたが、なんのなんの、日本からだと5カ月、香港は16カ月、最長はケニヤの29カ月と、申請国によって全然違うのであった。

「日本からなら3分の1の時間だったのにぃ」と思ったが、いくら日本国籍でも住んでもおらず、連絡先もない日本から申請するわけにはいかなかったのだから仕方ない。まあ、あっち行ったり、こっち行ったり、うろうろしながら過ごすしかあるまい。
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