この恨み晴らさで・・・

  • 2011/02/14 16:32
  • Category: 中国
今日の新聞で笑ったのは、中国鉄道部の劉志軍部長失脚の記事。中国に限らずどこの国でも、高級官僚が汚職で失脚するのなんか珍しくもなんともないが、劉氏の場合は、権力者の子女を妻にしてのし上がり、望みの地位を手に入れると、用済みのその妻はさっさとお払い箱にして、次のより高位の係累を持つ女性へと乗り換えていったのが、なんともわかりやすくて超笑える。 

地元紙の記事が事実だとすれば、まず前武漢鉄路分局局長の娘と結婚→下っ端から抜擢されて分局へ。しかし分局長になった時、この妻を離婚→武漢軍区の老将校の娘と結婚。岳父である老将校を利用して、中共元老と関係をつける。劉氏、国家鉄道部の高官にまで上る→しかし子どもが出来ないことを理由にこの妻を離婚→3度目。鉄道関係にさまざまなコネを持つ某女子と結婚。2003年鉄道部部長(日本なら大臣に相当)に就任! という図式である。 

いくら権力者の娘と結婚したところで、本人にそれなりの能力がなければ局長やまして部長になどなれるはずはないから、ご当人も相当の実力者ではあったのだろうが、それにしてもこのわかりやすい権勢欲! まあ地位は権力、権力は利権=金であるし、この方は3人の奥方だけでなく、鉄道病院の看護婦さんやら、列車に乗務する女性乗務員などとのうわさも報道されているので、まあ人間に備わる種々の欲望を、余すところなく開花させた方なのだろう。ごくろーさんなことである。 

しかも今回御用になった裏には、用済みになったとたん捨てられた第1夫人、第2夫人家族のふかーい、ふかーい恨みがあるという話で、ことに第2夫人の兄弟姉妹は、「この恨み晴らさでおくべきか」とばかり心を合わせて劉氏への復讐を誓い、第2夫人の同級生や戦友(いつの戦友だろう?)も協力の手を差し伸べ、第2夫人の父君臨終の際の唯一の心残りも劉氏のことだったそうで、まるで時代がかった昼ドラそのまま。情景が目に浮かぶようである。笑っては悪いと思いつつも、面白おかしい記事の書き方も手伝って、つい吹いてしまった。ごめんね、第1、第2夫人。 

ところで別の記事によると、中国鉄道部というところはもともとさまざまな縁故のはびこるところで、“まるで同族企業”だそうで、だから汚職が生まれやすく、また隠蔽されやすいんだそうである。ふうううんだけど、でもそうじゃないところがあるんだろうか?
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